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大野地球科学研究会は化石やお天気または星が好きな仲間が造った同好会です。

SINCE:  2001年1月1日

UPDATE: 2016年10月8日


日 本 の 天 気

 天気に関する諺に入る前に、日本における天気の状態を一度みてみることにします。日本は温帯地帯にあり、 春夏秋冬の四季の変化がかなり激しく、世界でも珍しい地域にあたります。特に梅雨は隣国の中国揚子江流域を除けば、日本独特のものです。 また台風といわれる熱帯低気圧は世界でも数ヶ所みられますが、その規模、回数は特に激しいと言えます。

 日本の地理的位置を考えてみれば、中緯度で季節風地帯にあることがわかります。このことが日本の天気を大きく左右しているといえます。 また偏西風帯に位置し、この風にのって高気圧、低気圧が西から東にひんぱんに通ります。 このため天気変化は西日本から東日本にと移っていくのです。低気圧の移動についてみれば、先の低気圧から次の低気圧までの期間は、 だいたい3〜5日間あります。この周期的変動のため、晴れが3〜5日続けば次には雨やくもりの天気になると考えていいわけです。 夏などの天気の安定期には、この傾向はみられず、小笠原高気圧に日本全体がおおわれる夏には、晴れの好天の日が続くことになります。

大野盆地のなりたちイメージ  日本の天気については、非常にたくさんの要因があり全部をとりあげることができません。 ここでは、単に天気俚諺に入る前の序章のような意味で、極めて簡単に日本の天気変化の概略をみてみました。 尚、日本の天気など気象に関する文献は、あとがきに書き添えてあります。簡単に入手でき、読みやすいものもありますので、 興味のある方は是非読んでみてください。





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