大 野 盆 地 の 地 質
大野盆地の地質は、大まかに言うと、南と西は、100万年以上前の地質であり、北と東は、100万年より新しいものです。盆地の真ん中は、盆地内四河川が洪水などにより大量の土砂を供給したため、
地下100メートル以上まで砂礫層が続いています。
もう少し具体的に言いますと、西部は、新生代第三紀の安山岩、南部は、先カンブリア時代の飛騨片麻岩および中生代ジュラ紀の手取層群よりなっています。北部と東部は、新生代第四紀の経ケ岳噴火による安山岩で、約100万年前に噴出したものと推測されています。
また、六呂師・伏石・塚原付近は、経ケ岳の頂上付近が崩れて、巨大な岩の塊とともに流れ落ちたいわゆる「火砕泥流」が積もっています。