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大野地球科学研究会は化石やお天気または星が好きな仲間が造った同好会です。

SINCE:  2001年1月1日

UPDATE: 2016年10月8日


は じ め に

私たち大野地球科学研究会では、郷土大野盆地の山河を朝な夕なに眺めるにつけ、この素晴らしい故郷の自然がどのような 過程を経て今日の姿になったのかを知りたいと思ってきました。それは、大野に住む人々の共通の願望でもありましょう。

そこで当ホームページは、研究会会員の前田裕一氏が「大野盆地誕生の歴史」と題して大野盆地の成り立ちについて講演を行った 内容にプラスして、当会の蓄積した知見を交えながら加筆修正を加え、大野盆地の成り立ちを示したものです。

大野盆地の地形・地質は、地球規模の地殻変動、経ケ岳の噴火、大規模な陥没など複雑な要因がからまりあって今日の姿になりました。 隕石がぶつかってできた巨大クレーターの跡だとか、火山の噴火によるカルデラの跡だとか、そんな劇的なものではありません。

この講演のなかで前田氏も指摘しているところですが、大野盆地の歴史を描く証拠が少ないため推測に頼らざるをえない部分もあります。 しかしその推測は、全くの想像という訳ではありません。現在の地形・地層・岩石の種類・岩石の形成年代・地層に含まれる化石などの 証拠に基づいています。また多くの先人の調査や研究の結果を参考とさせていただきました。

大野盆地の形成過程を考えるとき、まだまだ未解決の部分もあり、このホームページも未完成ではあります。しかし、現時点での成果を とりまとめ、あえて、みなさまのご批判をいただきたいと考えております。 ご意見、ご感想をいただければ幸いです。

大野盆地の成り立ちをとおして大自然の営みの雄大さに思いを馳せ、故郷大野の美しい自然を次の世代を担う子供達にバトンタッチできるよう、 みなさんとご一緒に考えたいと思います。
平成13年1月1日 大野地球科学研究会

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