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大野地球科学研究会は化石やお天気または星が好きな仲間が造った同好会です。

SINCE:  2001年1月1日

UPDATE: 2016年10月8日


1−4 巨 大 岩 石 は ど こ か ら 来 た か

大野盆地の東部にそびえる経ケ岳は、大きく見ると、白山山系の山の一つであることがわかります。

六呂師・伏石・塚原付近に転がっている巨大な石は凝灰角礫岩といって、100万年ぐらい前に経ケ岳が噴火したとき、 火口から吹き出した溶岩が冷えて出来たものです。

その後、約1万年前に、経ケ岳の山頂付近が崩れ、泥流とともに現在地まで運ばれてきました。
石を伏せたように見えるので、このあたりの地名を「伏石」と言います。


一見、噴火の時に、巨大な岩が空中を飛んできたかのごとく感じられますが、右下の写真でもわかるとおり、溶岩が下へ下るのに伴って、 小石を巻き込みながら大きな岩状になったものです。下の写真が、右下の写真を一部拡大したものです。

山体崩壊の結果、頂上付近は二つの大きな馬蹄形ができました。

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