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大野地球科学研究会は化石やお天気または星が好きな仲間が造った同好会です。

SINCE:  2001年1月1日

UPDATE: 2020年2月7日


小野市の星尋荘天文台に訪問してきましたのでその概要を報告します。

日 時: 2019年12月15日 13時30分〜16時頃
場 所: 兵庫県小野市 星尋荘天文台(オーナー:小川さん)
訪問者: 総勢4名(大野地研メンバーは金盛)

内 容:
・オーナーの小川さんは、ミノルタで30年間プラネタリウムの仕事をされていたとのことです。
・プラネタリウムの設計や保守点検と番組制作、リエゾン業務や営業に従事され、米国にも長い間駐在されたそうです。
・そして、ミノルタを58歳で早期退職し、念願の天文台を作られたようです。
・早くから天文台を作る場所をいろいろ探して長野県などいろいろな所に行かれたようですが、住みやすい場所として地元小野市を選んだようです。
・この地域では珍しく天の川もよく見えるとのことで、田んぼの中で四方が開けており、星々だけでなく特に夕日がきれいな場所とのことでした。
・天文台は基礎(約25tのコンクリート)から本格的に建設されたようで、その情熱には相当なものを感じました。
・今は独り暮らしとのことでしたが、天文台の内部は掃除が行き届いており、保有している観測機器もピカピカに磨かれていて、わが子のように愛着を持って使われている様子でした。
・すでに70歳を超えられて高齢になったこともあり、冬の寒い時期の観測は控えられているとのこと(がまんしている?)。
・訪問はお昼でしたが、よく晴れていたため真昼の金星やこと座のベガなどを見せていただきました。
・主鏡は中央光学製40cmニュートン反射でしたが、サブのタカハシ製15cm屈折で観測させていただきました。(私にとってはこっちが主鏡!)
・その他にも沢山のコレクションをお持ちで、それぞれ貴重な機材ですが丁寧に説明していただきました。
・また、天球儀や銀河系パノラマ写真、天文台建築時のビデオなど盛りだくさんの解説をしていただき大いに参考になりました。
・このような施設を独り占めするのは羨ましいかぎりですが、いつまでも元気で「生涯の趣味」を極めていただきたいと思います。

 天球儀を解説される小川さん



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