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大野地球科学研究会は化石やお天気または星が好きな仲間が造った同好会です。

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UPDATE: 2018年12月9日


クォークのお話(第1話)     昭和57年10月16日

 初めてクォーク(Quark)という言葉を用いたのは5,6年程前になるだろうか。 陽子とか中性子とかの素粒子がクォークという本当の”素粒子”から出来ているということである。 聞いた当初は理論物理学者の頭のお遊びかと思っていたら、最近は仮想の域を完全に脱出してはいないが、 現在まで知られている現象はすべてこの仮説で説明出来るそうだ。以下「Blue Backsのクォーク」の本で見ていこう。
 物質は分子から成り、分子は原子から成り、原子は陽子と中性子の原子核と電子とから 成り立っていることが分かり、 原子核と電子は量子力学で説明され、原子核の中の力学(陽子と中性子がなぜ同居しているか)が問題になってきた。 又、宇宙線やサイクロトロンでの観測から素粒子は陽子・中性子・電子だけでなく中間子・ニュー、ラムダ・・・etc. やたらめったら発見された。
 これではおかしいということになり(数が多すぎて、素粒子の意味がない為)、原子の周期律表の様なものが出来ないか、 又もっと基本的な素粒子があるのではないかとなった。そこで考え出されたのがクォークとかレプトンというものである。


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